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失うことは永遠にない

福田果歩/著
著作者
福田果歩/著
メーカー名/出版社名
小学館
出版年月
2025年1月
ISBNコード
978-4-09-386743-6
(4-09-386743-7)
頁数・縦
158P 20cm
分類
文芸/日本文学 /文学
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価格¥1,600

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

私も、みんなと家族だったらよかった。 東京・目黒の家で暮らす小学5年生の奈保子の家族は、父親の不倫をきっかけに崩壊しつつあった。奈保子は祖母の死を機に、大阪にある父の実家にひとり預けられることになる。河原で出会った同じ年の少女・アサコが奈保子を連れて帰ったのは、血のつながらない4人の兄弟たちが住む、穴ぐらのような家だった。なかでも歳の離れた長男の鋭い眼光に、奈保子は心を奪われるが−−。痴呆が進んだ祖父の静けさと、灼熱の太陽を反射して光る大阪の川面が、冷え切った主人公の心を揺さぶる。人がはじめて対峙する「孤独」を丁寧に描いた、少女のひと夏の成長物語。  【編集担当からのおすすめ情報】  池松壮亮さんと白石萌歌さんが、推薦コメントを寄せてくださいました!「少女が全身で掴んだこの世界に出逢った記憶は、繊細で美しく、切なく温かく、いつまでも私の心に漂って失われることはない」−−池松壮亮「だれにだって、忘れられない夏がある。そのかけらのひとつひとつを、手のひらでぎゅっと握りしめながら、みな大人になってゆくのだと思う」−−上白石萌歌

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